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2026/01/18

1/18巻頭言「本当の王―尻馬に乗らないために」その①

(これは2026年の新年礼拝宣教の全文。希望シリーズは、終了後再開)
一、はじめに
 あけましておめでとうございます。毎年お正月は、干支にちなんだお話しをしています。1990年にこの教会の牧師となったのが午年でした。だから最初のお正月は1991年の未年から始まりました。来年は、いよいよ四度目の未年となります。午(うま)年の馬をなぜ「午」と書くのは良く解りませんでしたが、馬は力強さの象徴と言われています。エネルギッシュで活動的。豊かさの象徴ともされています。2010年に抱樸館福岡がオープンした時、地元の自治会長だった吉田さんがお祝いにくださったのが九頭の馬が描かれた油絵でした。その心は「万事ウマくいく」だと聞いてうれしかったのを覚えています。ただ、一方で馬は、力の象徴、特に軍事力の象徴でもあります。戦前、昭和天皇は大元帥として白馬に乗り民衆の前に現れました。しかし、本日の聖書箇所が明確に示すのは「イエスは馬には乗らなかった」という事実でした。イエスは、馬ではなくロバに乗られました。しかも子ロバに。それがイエスの首都エルサレム入城の光景でした。今日は、この姿が今日この世界において何を意味するのかを考えたいと思います。
二、ロバに乗る王
 イエス一行がエルサレム近郊に来た時、イエスは二人の弟子をつかわし、近くの村からロバの子を引いてくるように命じました。弟子たちが行ってみるとイエスの言葉通りロバの子がつながれていました。弟子たちが連れてきたロバの子にイエスは乗りエルサレムに入ります。では、なぜイエスはロバに乗られるのか。実は旧約聖書ゼカリヤ書には次のような預言があります。「シオンの娘よ、大いに喜べ、エルサレムの娘よ、呼ばわれ。見よ、あなたの王はあなたの所に来る。彼は義なる者であって勝利を得、柔和であって、ろばに乗る。すなわち、ろばの子である子馬に乗る。」(ゼカリヤ9章)
 これまでの王はもっぱら馬に乗っていました。なぜなら馬は力の象徴であり軍事力そのものだったからです。しかし、預言では、新しい王は馬に乗らず、柔和の象徴であるロバ、しかもロバの子に乗ってやってくるとされていました。そしてこの方こそが本当の義なる者であり、真の勝利者であるとされていました。イエスがロバに乗り現れたのは、まさに預言の成就を意味しました。そして何よりも私が注目したいのは、民衆が「ロバに乗る王」を大歓迎したという事実です。「すると多くの人々は自分たちの上着を道に敷き、また他の人々は葉のついた枝を野原から切ってきて敷いた。そして、前に行く者も、あとに従う者も共に叫びつづけた、『ホサナ、主の御名によってきたる者に、祝福あれ。今きたる、われらの父ダビデの国に、祝福あれ。いと高き所に、ホサナ』」。(マルコによる福音書11章)
つづく

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